YoutubeとFacebookのページにアクセスできない件について
こんにちは!PCの環境構築に手こずっているゆーぎです。
先日はspotifyのログインエラーについて記事を書きました。その対処としては再インストールすれば解決するような簡単なものでした。
今回は、YoutubeとFacebookのページだけにアクセスできないという不具合について、どのように解決したのかをまとめていこうと思います。
この現象について、主にdell製のPCなどで「SmartByte Drivers and Services」や「Killer Control Center」を導入している方は一読いただければ幸いです。
不具合の内容
以下どのような状態であったのかをまとめていきます。
PCを復元した後に
- youtubeにアクセスしようとすると「接続がリセットされました」と表示され閲覧できない
- ファイアーウォール、プロキシの設定を見直したが問題なし
- Facebookのページも同様に閲覧できない
- 逆に、その他のページの閲覧には問題がない
- Chrome以外のブラウザでも同現象(Edgeで確認)
- スマートフォンのテザリングを用いると閲覧可能
- ほかの端末(スマホやipad)で閲覧可能
といった現象となったので、wifiを飛ばしているルーターの設定が問題かと考えました。しかし、悪質なサイトならまだしも、YoutubeとFacebookをピンポイントで遮断する話など聞いたことがありません。また別端末でアクセスできる理由も不明です。
ここまででpc側のwifi関係の何か、もしくはルーター側の端末選択型の設定によって閲覧をブロックしているのかなーと考えていました。
細かく不具合の内容を検索した結果、同じ状況であった方がdellのコミュニティで質問をされていました。
その内容はこちらとなっております。
ここでまず問題となっているのが「SmartByte Drivers and Services」というdellのソフトウェアです。
SmartByte Drivers and Services が原因か?
SmartByte Drivers and Services とはRivetNetwork社製のソフトウェアです。主に起動中のアプリケーションの優先度を自動で判断し、通信を制御するものだそうです。
例えば、オンラインゲームやボイスチャットをする場合、他のアプリケーションの通信を抑え、優先して通信を行うといったことをするようです。
一見するととてもいいソフトウェアに見えますが、悪評も少なくありません。
今回のように、見たいサイトへのアクセスを妨害することがあったり、最悪ブルースクリーンの原因となる場合もあるようです。
「SmartByte Drivers and Services」は削除しても問題はないとのことなので、特に理由がない限りはアンインストールしてしまいましょう。
タスクバーの検索欄に「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネルを開きます。
プログラム → プログラムのアンインストール
から該当するソフトウェアをアンインストールします。
別のソフトウェアを消してしまわないように注意しましょう。
このようにして解決する場合もありますが、そもそも私のPCにSmartByte関連ソフトウェアはインストールされていませんでした。どうやら別の原因があるようです。
Killer Control Centerの設定を変える
次に問題とされているのがKiller Control Centerでした。
「Killer Control Center」は、利用しているアプリケーションごとに優先順位を設定し、優先して通信を行うような設定にしたり、速度の上限値を設定したり、インターネットの通信速度を主眼に置いた設定をするソフトウェアです。
ここで述べた優先設定、嫌な予感がします。もしや、先ほど述べた「SmartByte Drivers and Services」と同じような機能では?
実際、このソフトもゲームやボイスチャット時の通信を安定させるために使われることがあるとのこと。日常的にオンラインゲームをするのならいいのですが、普段使いには不要な気がします。
ここで「Killer Control Center」をアンインストールすることも考えましたが、このアプリケーションはデバイスドライバーの更新時に勝手にインストールされてしまうとのこと。再発するのは嫌なので、機能を「無効」にする方法をとろうと思います。
まずタスクバーの検索欄に「killer control center」と入力し、アプリケーションを起動します。
設定にある、「Advanced Stream Detect」をオフにします。
次に、スタートアップ設定を無効にします。
[Ctrl] + [Shift] + [Esc]を同時押ししてタスクマネージャーを起動しましょう。
(もしくはタスクバーの検索欄に「タスクマネージャー」と入力しましょう。)
タスクマネージャーを開いたら、①「スタートアップ」のタブを選択し、②「Killer Control Center」を見つけて右クリックします。無効化を選択して無効にしましょう。
このようにすることで、PCの起動時にKiller Control Centerが立ち上がらなくなります。
上記の操作をすることで、無事にYoutubeやFacebookのページへとアクセスできるようになりました。
また回線の速度が倍以上になりました(30Mbps → 80Mbps)。PCの負担も減り、非常に快適になりました。
まとめ
YoutubeやFacebookのページを閲覧することができなくなる不具合ですが、「SmartByte Drivers and Services」や「Killer Control Center」が原因となる場合があることがわかりました。
これらの共通する特徴としてはインターネットの通信速度を制御するというものです。多くのPCユーザーにとって不要で、アンインストールもしくは無効にするのが無難かと思います。
私は本記事で述べた方法をとったことによって、不具合が直っただけではなく、通信速度が段違いで早くなりました。
現状の回線速度に不安がある方も、一度上記のソフトウェアの設定を見直してみてはいかがでしょうか。